[情報室]Platform Xを用いた歯科におけるCOVID-19感染のインフォサーベイランス:記述的研究

背景
COVID-19パンデミックが歯科医療従事者や患者の幸福に及ぼす影響を追跡し定量化することは困難であった。X(以前はTwitterとして知られていた)は、世界的なCOVID-19パンデミックの影響を追跡するための有用な情報監視ツールであることが証明された。本研究の目的は、歯科診療に関連するCOVID-19感染と死亡を追跡するためのXの使用を調査することである。
方法
2020年1月1日から2021年3月31日まで、歯科診療に関連する感染または死亡を報告する英語のツイートを収集した。ツイートは、X Pro検索エンジン(以前の名称はTweetDeck [X Corp]、Twitter Inc、TweetDeck Ltd)を用いて手動で検索し、X Academic Researchアプリケーションプログラミングインタフェース上のツイートクローラーを用いて自動で検索した。クエリには、COVID-19による歯科スタッフおよび患者の感染または死亡に関するキーワードを含む。歯科医師、歯科スタッフ、患者の感染または死亡に関する出来事を会話の一部として登録したツイートを対象とした。
結果
対象ツイートは5641件であった。そのうち1583件(28.1%)が包含・除外基準を適用した結果、関連性があると判断された。関連するツイートのうち、311件(19.6%)が歯科診療所での感染について記述しており、1168件(86.9%)の感染症例が歯科医師、134件(9.9%)の歯科スタッフ、41件(3.1%)の患者で報告されていた。報告された感染症の大部分は米国、インド、およびカナダで発生し、20~51歳の患者が罹患した。記録された600人の死亡者のうち、253人(42.2%)が歯科医師、22人(3.7%)が歯科スタッフ、7人(1.2%)が患者であった。死亡者数が最も多かった国は米国、パキスタン、インドで、罹患年齢は23~83歳であった。このデータから、罹患地域の集団におけるX情報の分析により、パンデミックが歯科医療従事者に与える影響に関する有用な情報が得られる可能性が示唆され、感染の疑いや死亡が確認された症例との相関関係が示された。プラットフォームXは、疾病蔓延の早期予測因子としての可能性を示している。しかし、その有効性を確認するためにはさらなる研究が必要である。
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